高校時代に我慢するだけのダイエットしたら脱水症状で倒れた
現在35歳の男です。今の体重は60kgで標準体型。小さいころから太り気味で小・中学校時代とモテることなく、高校に入ってもそのままの体型だったので、モテるために痩せたいなと思っていました。
高校2年の夏のある日、何を思いついたか急にダイエットがしたくなり、とにかく我慢して(運動も食べるのも)痩せようと努力しました。今振り返るとかなり無茶苦茶なやり方です。
運動も食事制限も限界までやりました
まず運動面では毎日腹筋200回を日課とし、学校まで片道40分(途中山を2つ越える)を自転車で通学しました。夏休みも毎日何もないのに、痩せるために学校へ自転車で通学です。あとは近所のスポーツセンターに週2のペースで水泳をしに行きました。食事の面では朝食のみパンを食べ、昼食・夕食は一口ぐらいしか食べず(親に嫌がられましたが)水分もぎりぎりまで我慢して、飲まなかったです。
それから風呂に長時間入ったり、寝るときにわざと汗をかくようにクーラーを付けなかったりなど。そりゃ痩せるだろうけど、体にはめちゃくちゃ負担かけることばかりをやっていました。
そんな努力の甲斐もあり高2の夏前に65kgあった体重は、53kgまで落ちたのです。途中から体重計に乗るのが楽しくてしょうがなかったのを覚えています。
12kgも落ちると完全に見た目が別人です。2学期のはじめ先生に、なんでそんなに小さくなったんだと怒られました。
通学途中に脱水症状で倒れてしまった
そして、2学期も始まってすぐ、いつも通り自転車で通学した時です。学校について自転車を降りたあと意識が飛んでフラフラになり、これは危険だと判断し自販機でジュースをかって水分を大量補給しました。少し横になって何とか楽にはなりましたが、おそらく脱水症状になったんだと思います。これをきっかけに自分は危険なことをしていると感じ始め、以前よりも無茶は止めました。
2学期が始まると授業が始まります。そこで痩せたことによる弊害が出てきました。おしりの筋肉と脂肪が落ちたことで、尾てい骨が肌表面に露出し、学校の木の椅子に長時間座ることでお尻が痛くなるのです。
もうそこがあざみたいになり、痛くてしょうがなかったので授業中ずっと尻と椅子の間に手を入れていました。これはまずいと思い食事制限や運動を少しづつ緩めていくことに。
そうこうしているうちに受験勉強をしなければならない時期となり、ダイエットどころじゃなくなりました。
ストレスからダイエット以前の生活リズムに戻った後は、リバウンドしやすい体になっていたものですから、簡単に元の体重に戻りました。やはり体に負担をかける無理なダイエットはいけませんね。
その後現在に至るまでに健全なダイエットを行い、標準体重をキープできるところまで落ち着いています。