キャベツダイエットで痩せたけど体調異常が激しかった
このダイエットをした時の私は16歳でした。当時の身長156cm、体重53kg。BMIは21ぐらいで決して太りすぎというわけでもなかったけど、彼氏も細いし、周りの友達も細いのですごく自分が太って見えていました。
私が実践したのはキャベツだけを食べるダイエット。このダイエットを選んだのは、お金がほとんどかからないし、短期間で痩せられると思ったからです。
ダイエットのやり方はとても簡単です。キャベツの葉を1枚ちぎりゆでて柔らかくしてなにもつけずにそれをゆっくり噛んで食べます。ちなみにキャベツの葉をたべるのは朝だけです。
スタートした翌日には2kg痩せることに成功
最初の方は、お腹空いたなぁって思うんですけど、次の日にはもう2kgも減っていて、それをみると嬉しくてやる気がでてきました。そして、1週間もしたら体重は4kgも減っていたのです。ただ、体重が減れば減るほど、こんなにキャベツを食べていたら、これ以上体重が落ちなくなるのでは?と考えて、さらに食べるキャベツの量を減らしました。キャベツの葉っぱ数枚しか食べていないのに、今考えたらそんな心配をするなんてすごく異常です。
高校にいる時は、お腹空いても水をひたすら飲んでいました。「友達は大丈夫?無理はせん方がええで」と言ってくれていたけど、自分的には全然大変じゃなかったので、「大丈夫!大丈夫!と笑って、話をそらしていました。
放課後にファミレスへ行っても、も友達が何か食べているのを見ながらに水だけを飲んでいました。どうしても我慢できない時はあめ玉をひとつだけゆっくりなめていました。あめ玉は小梅ちゃんです。
その生活を初めて2週間で8kgを落とすことができました。ですが、その頃から身体に異常が出てきたのです…。
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キャベツダイエットを続けた起こった体調の変化
一つ目は、集中力の低下。授業中でもノート書かなきゃと思っても、ぼーっとしてしまい授業が手につかなくなりました。友達と話していても、聞いているつもりが全然頭に入ってなくて友達にすごく心配されたくらいです。彼氏といて、「どっか行こっか?」と言われても、動きたくなくて家にばかりいるようになりました。
二つつ目は貧血です。これが1番生活する中でしんどかったです。
朝起きて立ち上がろうとすると、フラフラするところから始まり、その後は急に立つと目の前が真っ白になって倒れることもありました。倒れる時、普通だと手が出るのに手が前にでず。顔面から何回も倒れました。顎やほっぺに青あざができていました。
さすがに学校の先生も、1カ月も経たないのに急な激やせ、顔のあざに気づいていて保健室に呼ばれたりもしたほどです。
学校の廊下で急に倒れた時には、病院に運ばれ点滴を受けたりもしました。最初は痩せるたびに褒めてくれていた彼氏もさすがにもうやめた方がいいと言ってきてすごく怒られました。心配かけるなと。
そこで、さすがにやりすぎだったなと気づき、キャベツだけたべるダイエットはやめました。
その後は自分のベスト体重を保健室の先生に教えてもらい、その体重周辺でキープできるように意識することに。
その体重を目標にしたおかげで、友達や彼氏といる時は気を使わずに好きなものを食べるようになりました。だけど家にいる時や学校ではご飯やおかずを食べてもなるべく腹八分目を守り、適度な運動も心がけるとリバウンドもなく高校生活を送ることができました。